河出書房から出ている大森望責任編集SFアンソロジー「NOVA 2019年秋号」にSci-Fire同人であるアマサワトキオ(トキオ・アマサワから改名)と麦原遼の新作短編が掲載されています。
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アマサワの短編はゲンロンSF創作講座に提出した課題を大幅改稿した「赤羽二十四時」。野生化したコンビニ(?)を捕まるストアハンターとコンビニの戦いを描いたドープな短編。ヒップホップガジェットが散りばめられ、りゅうちぇる&ぺこも出てきます(いいのか?)主人公のスリムがコンビニで「マダファッカ」というシーンは最高。個人的には、いまのところのアマサワの最高傑作だと思います。
麦原は数学SF「無積の船」を寄稿。異常に数学に詳しいOLが謎の宇宙船に拉致られ、数学の図で戦います。「フラクタル」「マンデルブロ集合」とか、そんなのがたくさん出てきます。
百合アンソロに続き、Sci-Fire同人の活躍が続きますね。今後も乞うご期待!