「ゲンロン 大森望 SF創作講座」の提出作品について、非受講生が勝手に応援するポッドキャスト番組「ダールグレンラジオ」。
第4期第9回はSF創作講座3期生・伊藤元晴(@gomzo__i) がメインパーソナリティーとして、ゲストにゲンロンスクール元批評再生塾生で、美術批評家の南島興さん(@muik99)を招いてお話ししました。
いつもは、講座のOBを中心にゲストと梗概について話すところ、今回は高山羽根子さんの絵画についての課題ということをふまえ、伊藤個人が一緒に雑誌もつくっている美術の専門家を招いてトークしました。
また、実は去年、三期の講座を最後に東浩紀さんが「SF以外の専門家にも読まれることを見越して、最終実作を作るように」と言われたことも踏まえて、SFになじみにない方をお招きしてみたという意図もあります。
収録内容
◆第9回梗概
について話しています
- 中野怜理「Family Tree」(ダイアン・アーバス「クリスマスツリー…」)
- 広木素数一「シネフィル・ヴァンパイヤ」(エドワード・ホッパー「ナイトホークス」)
- 古川桃流「漸減する曲率半径」(葛飾北斎「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」
- 藍銅ツバメ「仙女の足枷」(曾我蕭白「群仙図屏風」)
- 藤田青「白日の葬送」(細江英公「鎌鼬」)
- 揚羽はな「トランスフォーメーション」(ルネ・マグリット「共同発明」)
- 稲田一声「光子美食学」(ルネ・マグリット「個人的価値観」)
- 武見倉森
- 榛見あきる「蒼ざめた月」(パウル・クレー「闇の中の航海」
- 式くん「オシリス=ウシャブティのパピルス」(フレフェルのパピルス)
- 甘木零「ごっこ遊び」(ジョルジュ・ド・ラトゥール「ダイヤのAを持つ詐欺師」)
今回、高山さんの芥川賞候補作『居た場所』についても論じ、絵画と小説についてのなかなか他ではできないような議論のできたコンテンツになったかも、と思っています。(伊藤)
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