来たるべき読者のための「初めてのSF」

あなたが最初に読んだSF(小説限定)は何ですか? それは何歳の時で、その作品は今のあなたにどんな影響を与えましたか?
今回の課題は、まだSFを読んだことのない読者のために、「初めてのSF」を書くことです。「初めてのSF」といっても、小中学生向けのジュヴナイルや取っつきやすいショートショートに限りません。ジャンル小説特有のお約束が通用しない白紙の読者を念頭に置いて、もっとこんな小説を読みたいと思わせるような、入門的で吸引力のある新作SFを書いてほしいのです。
白紙の読者というのは、ピンポイントでもかまいません。「ビジネス書と時代小説しか読まない親戚のおじさん」「SFなんて漫画や映画で十分で、わざわざ活字の小説を読む意味はないとうそぶく友人」「将来、あなたの子どもや孫が『科学』や『物語』に興味を持った時、黙って手渡す本(デジタルブック)」等々、広い意味でのファースト・コンタクトでありさえすれば、どんな対象を想定してもOK です。
作品のテーマにあなた自身のSF初体験を投影する必要はありませんが、ビギナーだった頃の目が覚めるような気持ちは忘れないでください。まだ見ぬ新しい読者をひとりでも多くSFの虜にして離さない、フレッシュで力強い物語を期待しています。
(法月綸太郎)

今回のお題はSFに興味を持たない人向けの課題です。みなさんのはじめて読んだSFはなんですか? お題には書き手のSF原体験が出ていたようです。

前回お休みしてしまいましたが、今回は趣向を変えて、ゴールデン街のプチ文壇バー「月に吠える」にて収録しました。ちょっとガヤガヤしていますが、それも味の1つ。「書を持って街に出よう」というわけで、今後もこのパターン定着するかもしれません……。

ゴールデン街にある「月に吠える」

パーソナリティは私高橋と、トキオ・アマサワの2名。ゲスト出演お待ちしてます。

ざっくり結果だけ

梗概は次の通りの評価となりました。

実作は進藤尚典「10文字以内で述べなさい。(ただし、句読点は含みません)
」が2票を獲得して1位! 我々の予想は当たるでしょうか。

告知・Sci-Fire 2018準備中

さて、我々Sci-Fireでは、11月に開催される文学フリマ東京にて新刊Sci-Fire 2018を出す予定です。毎月編集会議などを開催して、絶賛準備中なのでお楽しみに!

来たるべき読者のための「初めてのSF」
ダールグレンラジオ #3

 
 
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投稿者:

高橋 文樹

小説家。ゲンロンSF創作講座に一期生として参加し、ゲンロンSF新人賞飛浩隆特別賞を受賞。Webプログラマー、DIYerなどの多様な側面を持つ。

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